歩行解析計 iMU One 医療機器製造販売届出を完了

· お知らせ
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 この度、5mほど歩くだけで簡易・迅速・安価に膝への負担を可視化する「歩行解析計 iMU One」 について、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)への医療機器製造販売届出を2022年12月8日付で完了したことをお知らせいたします。

 

▷▷waiting list 設置

 届出完了を受け、「歩行解析計 iMU One」の導入をご検討される医療機関向けのwaiting list登録フォームをホームページ上に設置いたしました。ご登録いただいた医療機関には、販売準備が整い次第、最新情報をお届けいたします。より詳しい情報が知りたい等少しでもご興味のある方は是非ご登録ください。

 

▷▷開発に寄せて 代表取締役CEO 名倉武雄

 

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 整形外科医として変形性膝関節症(以下:膝OA)の治療に毎日携わる中で、病気の悪さをきちんと評価できない、患者さんがなかなか良くならないという場面に度々遭遇してきました。

 また、医療分野における技術は日々発展を続けている中で、膝OAの治療においては、未だに60年前の診断基準を使用するのが主流です。

 私は整形外科医になった後スタンフォード大学へ留学して以来20年以上、歩行解析による膝関節評価方法を研究してきました。そして、より簡単に歩行を解析し膝の病態を可視化できないだろうかと常に考えてきました。

 

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 そこでたどりついたのが、膝OAの指標として有力視されている”膝内反モーメントKAM(kneeadduction moment )“を「加速度センサ」と「AI」を掛け合わせて推測するデバイス「歩行解析計 iMU One」です。

 KAMを計測するには従来モーションキャプチャと床反力計という大掛かりで高額な設備と解析時間が必要なため、限られた施設でしか計測できませんでした。しかし、「歩行解析計iMU One」は5mほど歩くだけでKAMを推測できます。是非日頃の診療で取り入れていただき、患者さんにより有効な治療法を提案する一助となれば幸いです。そして、一人でも多くの患者さんが1日でも早く膝の痛みから解放されることを願っています。