

About
iMUについて
私たちは「誰もが高齢になっても自分の足で元気に歩ける社会を作る」というミッションを掲げ、
医療・ヘルスケア分野の歩行に関するイノベーションを目指すスタートアップです。
慶應義塾大学医学部整形外科学教室バイオメカニクス研究室で長年にわたり行われてきた研究成果を活かし、2020年に大学発スタートアップとして誕生しました。
人生100年時代を迎えた現代では、
心身ともに健康で暮らし続けるために“歩くこと”の重要性はますます高まっています。
私たちは、一人でも多くの方が膝の痛みなどの悩みから解放され、いくつになっても元気に歩き続けられる社会を実現するため、
日々挑戦を続けています。
Message
代表挨拶
医療技術は日々進化を遂げています。
しかし、変形性膝関節症(以下:膝OA)の診断基準は、
60年前に考案されたレントゲンによる基準が
未だに主流となっています。
整形外科医として膝OAの治療に携わる中で、
病気の進行や状態を正確に評価することが難しいと感じる場面や、
患者さんの症状がなかなか改善しない場面に度々直面してきました。
そして、この現状に対する疑問と課題感を
ずっと持ち続けていました。
私はスタンフォード大学留学を経て20年以上にわたり
歩行解析による膝関節の評価方法を研究してきました。
膝の状態を、より簡単に、そして正確に可視化することができれば、
患者さんの治療効果を大きく向上させることができるのではないか
——そんな思いを胸に研究を続けてきました。
そして、これらの研究成果をより多くの人に還元するため
iMU会社を立ち上げました。
「誰もが高齢になっても自分の足で元気に歩ける社会を作る」
というミッションを掲げ、
歩行解析技術の発展と普及に取り組んでいます。
一人でも多くの方が膝OAの痛みから解放され、
健やかで充実した人生を送れるよう、
これからも挑戦を続けていきます。
Members
メンバー
Takeo Nagura
Co-Founder
代表取締役CEO慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院にて博士号を取得後、Stanford大学に留学。歩行解析による膝関節評価方法を学ぶ。その後慶應義塾大学に帰室し、バイオメカニクス研究室を立ち上げる。歩行解析・バイオメカニクス・イメージングを融合した様々な研究を展開。
Hiroshi Abe
取締役COO
北里大学医療衛生学部卒業後、北里研究所病院にて理学療法士として主に整形外科疾患のリハビリテーションに従事。在職中、北里大学大学院およびグロービス経営大学院にて、博士号(医学)と修士号(経営学)を取得、現在に至る。
Mina Hayashi
総括製造販売責任者
慶應義塾大学医学研究科修了(医科学)。前職では、スポーツ器具の老舗メーカーにおいて新製品開発に従事。
Yasufumi Sakiji
Co-Founder
Producer東京大学工学部卒業。アンダーソン・毛利・友常法律事務所にて弁護士としてベンチャー投資、M&A、知的財産に関わった後、UC Berkeleyに留学。留学後、AI医療機器ベンチャーの執行役員プロダクトマネージャーとして勤務し、現在に至る。
Yu Iwama
Researcher
琉球大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部整形外科学教室に所属し、膝関節外科医として日々研鑽を積む傍ら、バイオメカニクス研究室では主に変形性膝関節症患者の歩行解析に関する研究に携わっている。
Takahiro Aoki
IP Advisor
岡山大学自然科学研究科修了。大手電機メーカー知財部及びアンダーソン・毛利・友常法律事務所において弁理士として知財戦略の構築、出願、紛争、知財DDなどに従事。現在は、医療機器、IT関係を中心にスタートアップの知財戦略支援を行う。
Our Actions
事業概要
◾️AIを用いた歩行分析計の開発
iMU株式会社は、慶應義塾大学医学部整形外科学教室バイオメカニクス研究室と連携し、歩行データの収集と解析に基づく先進的な技術開発を行っています。AIを活用し、加速度センサによる歩行データから膝内反モーメント(KAM)を推測する独自技術を確立しました。
2022年12月には、初のプロダクト「歩行解析計 iMU One」(一般医療機器クラスI:歩行分析計)を発売。医療現場における膝関節疾患の診断やリハビリ支援に寄与しています。現在、全国の大学病院や整形外科クリニックを中心に導入が進んでおり、高い評価を得ています。
◾️歩行に関するデータベースの構築
iMU株式会社では、膝関節疾患の予防・治療を目指し、膨大な歩行データを収集し解析することで、歩行に関する専門的なデータベースを構築しています。このデータベースは、AI技術をさらに進化させるための基盤となり、医療現場への新たなソリューション提供を支えています。
将来的には、医療分野だけでなく、スポーツ科学や予防分野など多岐にわたる分野への展開を目指しています。
◾️研究成果の社会実装
iMU株式会社で開発した、膝関節の負荷指標である膝内反モーメント(KAM)の推定技術は、AIと加速度センサを活用することで、従来の高コスト・高負担な計測方法を簡便かつ迅速な解析へと革新しました。
私たちは、これからも研究の価値を社会に届けることを使命とし、次世代の医療技術や製品の開発に取り組むとともに、膝関節疾患の予防と治療を支援するための新たなソリューションを提供し続けます。
さらに、歩行に関するデータベースの拡充を通じて、医療だけでなくスポーツや介護の分野にも応用可能なプラットフォームを構築し、幅広い社会課題の解決を目指していきます。
Conpany Overview
会社概要
社名 iMU 株式会社(iMU, Inc.)
設立 2020年2月28日
役員 代表取締役 CEO / 名倉武雄
取締役 COO/ 阿部宙
事業内容 AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売業
認可・登録等 第三種医療機器製造販売業(許可番号:13B3X10340)
医療機器製造業(登録番号:13BZ201631)